室内専用テレビ送信アンテナ(電波漏れ)
- 2019.06.07
- 雑記

概要
私の家は山間の奥まったところにあり、作業部屋はコンクリート造りのマンションということもあり、携帯電話、地デジ、FM、AMがいずれも届きにくいのです。
- AM 波長が長いのでぎりぎりラジオで聴ける
- FM CATV局の再送信をクリップケーブルでラジオのアンテナに接続
- 携帯電話 auに電波改善を依頼したけど効果なかった?!
- 地デジ 作業部屋ではワンセグも受信できない
- 広帯域受信 ベランダにディスコーン・アンテナを設置←
せっかくスマホやタブレットに、地デジテレビが内蔵されているんなら「観たいじゃん」というのが今回のテーマです。
構成
結論から書きますと、ブースター機能付きの分配器に、後述するスリーブ・アンテナを接続して、微弱な電波を送信(というより、電波漏れ)しようということです。

こんな簡単なものでも、アンテナから30cmくらい離れたところでもフルセグが受信可能になります。ワンセグなら1mくらい離れてもギリギリ受信できます。
スリーブ・アンテナ
詳しい理屈は、こちらのページが参考になります。
http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H20/html/H2012A21_.html
要約すると「同軸ケーブルのシールドを剥いて、折り返しただけのアンテナ」になります。

シールドの網線はほどけやすいので、写真のように熱縮チューブやビニールテープで固定しましょう。
MMANA-GAL
アマチュア無線のアンテナを設計したり、シュミレーションしたりできるソフトです。
https://hamsoft.ca/pages/mmana-gal.php
数値を入力するだけで、簡単に設計できます。
アンテナの長さはこちらで周波数から波長(λ)に変換することが出来ます。
周波数と波長の変換本来のスリーブアンテナのエレメントの長さは、λ/4とされていて、地デジの500MHz帯で150mm位の長さになるのですが、実際に作って試してみるとあまり送信がうまく行きませんでしたので、適当に芯線を60mm、全長120mmのスリーブアンテナにしました。
MMANAで解析してみた結果はこちらです。



電波の伝わり方としては、無指向性でアンテナを中心としたドーナツ状に広がっていくイメージです。

私が使っているブースター付き分配器は、はるか昔にebayで香港から個人輸入したもので、すでに商品がなくなってるようなので、Amazonのリンクを貼っておきますね。
スリーブアンテナ用の同軸ケーブルも、これを買って剥けばOKです。
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